2016年09月04日

牧野富太郎の植物図鑑を購入 

およそ植物に興味がある人で、
牧野富太郎博士を知らない人はいない。
いや、植物に興味がなくても知っている人は多いだろう。

きっかけは、高知新聞社が生誕150周年を記念して作成、
北隆館から刊行された「MAKINO―牧野富太郎生誕150年記念出版」を購入したことだ。
この本に興味を持ったきっかけが、佐川町を通ったときに看板に誘われて
越知町の横倉山自然の森博物館にふらりと入ったことだった。

続きを読む
タグ:植物図鑑

2016年07月31日

ニコン D7200 JPEGの色再現性(ピクチャーコントロール)


場所は海部川支流の母川。
晴天の昼下がり。気温は30度を超えている。
レンズは、AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRで手持ち。

この日が初めての野外テストであった。
結論からいうと、D7200はネイチャーに適している。
なによりシャッターが小気味よく手持ちでのブレ感が少ない。
ジッツオを持っていたが、一度も使わなかった。
緑と水面の再現性も自然だ。

スタンダード
D7N_0317st.jpg

ニュートラル
D7N_0317n.jpg

ビビッド
D7N_0317v.jpg

ポートレート
D7N_0317pt.jpg

風景
D7N_0317l.jpg

フラット
D7N_0317fl.jpg

ポートレート・ナチュラル(オリジナルのピクチャスタイル)
D7N_0317pt-na.jpg

フラット・リッチカラー(オリジナル)
D7N_0317fl-ri.jpg

風景(階調重視)(オリジナル)
D7N_0317la-low.jpg


手前味噌ではないが、
この場面では、フラット・リッチカラーか風景(階調重視)を取りたい。
タグ:D7200

2016年07月25日

クリプトンKX-1 購入3か月の調整と変化


当初から素性の良さを見せていたクリプトン KX-1

さらに調整で追い込んでみた。

当初の機材は以下のとおり。
プリメイン ビクターAX-V1
CDプレーヤー ビクターXL-V1
ADプレーヤー ヤマハ GT-2000(ピュアストレートYSA-2で調整予定)
SPケーブル 江川三郎工房 6N無方向性ケーブル

機材は、アンプとCDをビクターの後で使っていたオンキヨーコンビに入れ替えた。
プリメイン オンキヨー A-1VL
CDプレーヤー オンキヨー C-1VL
(入れ替え時に極性は追い込んでいる)
D7N_0102-1.jpg

艶やかで軽やかに鳴らすビクターでも良かったが、
低域の制動と中域の肥大傾向を解決するため、
制動力のあるデジタルアンプが良いと仮定して
何度か入れ替え視聴して決定。
(ピアノの打鍵音はビクターが現実感がある。打鍵とそのあとの短い余韻、ペダリングの響きはデジタルでは整然としているが、アナログアンプが再現性が高いように感じる。意外に声はデジタルが良かった)

3か月のチューニングは以下のとおり。
SPケーブルは、ヨドバシマルティメディア館で
イギリスのQED製を2種類見繕ってきて、
何度か江川ケーブルと聞き比べた。
D7N_0098-1.jpg

一時は、江川+QEDの2本駆動に落ち着きかけたが、
迫力はあるが、音像と音場が一体となったサイボーグのような音に違和感があり
江川ケーブルの純度の高い再生に落ち着いた。
細いケーブルながら音像は決してこじんまりとせず
スピーカーの前面に展開する。
その一方で音場の響きはスピーカーの外まで拡散する。
濃淡の描き分けがKX-1の特徴で
その再生音を活かすのは江川ケーブルである。
(残念ながら江川氏のご逝去で現在では入手はできない)

QEDの2種類では、廉価なQED Performance Originalがバランスが良かった。
広域から低域までトランジェントと音場が揃っており
違和感なく音楽を聴かせる。
(ほとんどのオーディオ装置はこの1メートル1,000円程度のケーブルで十分だろう)。
ケーブルに尖った個性は邪魔になる。
ただし、江川ケーブルがケーブルの存在を感じさせない再生音と比べることはできない。
廉価なケーブルは、限られた予算で良い結果をもたらすことが多い。
必要最小限の潔さが単純で合理性のある構造となって音に良い結果をもたらしている。
(取って付けたような太いケーブルは滑稽に見える。ケーブルで付帯音をつくりだす?)

そこでソニーの廉価なピンケーブルも揃えた。
0.5メートルで数百円だが、
2014年に生産中止となってからはプレミアム価格となっている。
それでもいまのうちに入手しておくのが良いと思う。
SONY ピンプラグ(×2)とピンプラグ(×2)0.5m RK-C305


SPケーブルは圧着用のY端子で圧着した。
オーディオ用と称するYラグは使わなかった。
オーディオ用のY端子が意味がないことは
SPケーブルやラインケーブルとおわかりのとおり。
(高価であるための複雑な構造が音の肥大、濁りをもたらす怖れ)
Y端子圧着処理によって経年変化の影響を受けにくいこと、
SPケーブルを何度も変えてみたいこと、
細い銅線はY端子で束ねるほうが好結果であると判断したことによる。
D7N_0100-1.jpg

工具と電材を持っていれば、経年変化とともに自分で何度でも圧着し直せる。
使った素材は、国産の電材専門メーカーであるニチフ製である。
江川三郎ケーブルは2Y−8規格を、QEDの太い方は5.5Y−8が適合した。
(5.5Y-6は一般的なサイズだが、アンプやSP端子を見ると付かなかった可能性が高い)
ニチフの5.5Y-8は特殊サイズということで受注生産扱いのため、
店頭で見つけにくいが取り寄せで入手できる。
ともに100個入って1,000円台である。
購入の際には、端子の太さのビニール皮膜、圧着用の工具もお忘れなく。


南海地震を想定してスピーカーを固定したいが、
良い方法が見つからない。
スピーカー台はクリプトン純正のSD-1を使っている。
平面製の良い仕上げであるためか
スピーカーに触れるだけでくるりと動いてしまう。
(接触でスピーカーを落下させかねない)
震度3〜4程度の揺れにも不安がある。
そこで、再生音と半固定を両立させる方策を考えて
次の方法にたどりついた。
それは、次のアクセサリーを使う方法である。

ベスト マットマン7+ 5ミリ厚 丸 20ミリ 4個入り 30ミリ 6個入り 0524-001

DIYや家電量販店に類似品は置いてあるが
可塑剤を含まないことでプラスチック(塗装面)に影響を与えないのは
この材質(イソブチレン樹脂)だけのようだ。龍田化学が製造元である。
使う前に低域の反応が鈍くなる、高域が丸くなることと予想していた。
そこで1か月かけて、「あり」と「なし」を聞き比べた。

SWOT分析風に書くとKX-1の強み弱みはこうなる。
【強み】
・中域が痩せない。
・高域が伸びているが、うるさくない。
・低域の音程が明確でよく弾む。
・歪み感が極小で音楽に浸れる。
・密閉型で経年変化に強い。

【弱み】
・音質の問題ではないが、SP台に固定できず動きやすい。

【機会】
・アナログレコードなど存在感のある音源をふくよかに鳴らしたい。
・ハイレゾなど超高域まで伸びたソースで可聴帯域内を円滑に鳴らしたい。

【脅威】
・何も対策をしなければ、中程度の揺れでSPが落下する。

この強みを活かし弱みを解決しつつ、
古い音源や新しい方式に対応していく調整を行えば良いわけだ。

この解決に役立ったのがこれである。

音の傾向を記すと
・ばらばらに拡散していた音像がまとまり、音の立ち上がりが円滑になる。
・低域はやや有機的に弾むようになる。
・高域はエネルギーがまとまることで存在感が出てくる。

ありとなしで、どちらが音楽を聴きたいか(聴く時間が長くなるか)。
短期間のAB比較よりも長期的な反応を探ることで結論を間違わない。
(店頭での試聴と違って自分の機材を自室で鳴らせるので長期順応を見るのが適切)

テストのときはスピーカー側のビニールをはがさずに運用する。
自分のSPに必要と判断した時点でビニールを剥がして半固定すれば良い。
(この状態では相当の力で動かない。震度7対応とうたっているのは頷ける)
設置の際は、前方に直径30o厚さ5oの丸形を2枚(ユニットが付いて重い)、後方に1枚使用する。
今度はSP台の固定が必要となるが、
まずは、SP台とラックを梱包用ビニール紐で縛り付けて解決。
(見た目は悪いが、かなりの揺れに耐えるはず)


調整後、さらに音楽を聴く時間が増えている。
ベートーヴェンのピアノソナタ集を異なるアーティストで3セット購入するなど
音楽に浸っている。
(ベートーヴェンについてはまた書きたい)
D7N_0129.jpg

KX-1からの再生音は、立ち上がり立ち下がりが早く歪み感がないため
耳にやさしい。
どれだけ音量を上げてもうるさくならない。
耳の感度の良い人間が「うるさくない」「長時間浸れる」というのは
ホンモノのスピーカーの証しである。
(なお、忠実度の低い再生音もかえって疲れる。耳が聞き取ろうと無意識に脳を使うためではないかと推測)
高額なSPが良いとは限らない。
評論家が絶賛するあの新素材のSPにも試聴の結果、だめ出しをしている。

KX-1にはハイテク素材ではなく
長く使われている自然素材が使われている。
ツイーターは絹を成形したもので
中央のプラグは金属というメカニカル2ウェイである。
物理的に理にかなう方式と思う。
KRYPTON KX-1のリングダイアフラム・ツイーター
D7N_0105-1.jpg

ウーファーは、ドイツの針葉樹である。
クルトミューラー社が長年にわたって管理する
針葉樹の森からつくられた20センチ径のパルプコーンを
17センチに切り取る方式で材料の歪みを避けている。
D7N_0109-2.jpg

生きていくのに音楽が欠かせない人には、
KRYPTON KX-1は良い選択肢のスピーカーである。
クリプトン 2ウェイ密閉型スピーカーシステム モアビ仕上【2本1組】KRIPTON KX-1


追記

余談だが、友人がテクニクスの世界300台限定のSL-1200GAEが購入できたとのことで
その調整に行き、実際に音も聴いてみた。
DSCF6852-1.jpg

端正な音である。
それを、あのマークレビンソンのMCヘッドアンプが手本にしたという
フィデリックスの天才技術者が開発したフォノイコライザーで聴いている。
まさに鬼に金棒の入口である。
DSCF6842-2.jpg

DSCF6847-1.jpg

音の印象だが、SN感はCDのようであり、
CDと比べても音の細やかさとかたまり感のいずれも上回る。
アナログの良さが感じられた。
DSCF6878-2.jpg

テクニクスは精巧なメカの操作感で
オリジナルのDJ仕様の1200とは比べられない優秀なプレーヤーだが、
もっと音楽をうたわせたい人は
レガなどイギリス産の廉価なベルトドライブが良いかもしれない。



タグ:KX-1

2016年07月22日

ニコンD7200 すべてのピクチャーコントロールのJPEG画像を並べてみた


天気は晴天の午前。
手持ちなので構図は異なるのと手ぶれ状況があるけれど
色の傾向を見るには十分。
晴天でコントラストが高く色飽和しやすい被写体なので
これだけですべてを判断することはできない。
例えば、曇天の日に低コントラストの被写体だと
「風景」が適しているかもしれない、といった具合に。
それと、自作の色「フラット・リッチカラー」と「ポートレート・ナチュラル」を加えてある。

スタンダード
D7N_0068sts.jpg

ニュートラル
D7N_0069ns.jpg

ビビッド
D7N_0070vs.jpg

ポートレート
D7N_0071pts.jpg

風景
D7N_0072lans.jpg

フラット
D7N_0073fls.jpg

フラット・リッチカラー(オリジナル)
D7N_0074fl-richs.jpg

ポートレート・ナチュラル(オリジナル)…本来は女性の肌用だが、花を乙女に見立てて。
D7N_0075pr-nats.jpg

ピクチャーコントロールをプレビューボタンに割り付けて呼び出せるようにした。
肉眼では蛍光色の混じったような鮮やかすぎるのが本来の被写体の色である。
スタンダードは忠実性に見映えを加味した仕上りであることがわかる。
この被写体に限ればビビッドや風景は飽和している。
RAWは複雑な光でなければ必要ないと判断できる。
D7200は良いカメラである。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D7200


タグ:D7200

2016年07月21日

5年ぶりに一眼レフを買い替えた ニコンD7200 これほどまでによくできているとは


以前の銀塩カメラはミノルタのX700で20年近く使っていた。
当時は篠山紀信や三好和義が撮影していたもの。
小型軽量で明るくピントが合わせやすいファインダーは比類がない。
カメラを次々と買い替えたことは一度もなかったが、
5年間愛用したニコンD7000を買い替えることにした。
(中古で買われる方、程度は極上です。安心して使ってください)
理由は、同じAPS-C16メガセンサーのフジX-E2と比べて
像の鮮鋭度で劣るから。

レンズ性能、センサー性能は互角なのだが、
電子シャッターを備えたフジとは風景でも接近でも明らかな差が付いた。
このことから、AFの精度と
ミラーショックを含めたシャッター機構のブレと仮説を立てた。
ニコンでもジッツオ3型に固定して
リモコン+ミラーアップ+コントラストAFで合せると良かった。
(それはいつもいつもできないでしょう)
フジは、MFモードでフォーカスリングを回すと
焦点像が拡大されてピント合わせがやりやすい。
望遠やマクロは一眼レフの特徴が活かせるはずだが
実際には、撮像面でピントを合わせられて、
しかもその画面が瞬時に拡大できる
ミラーレスに軍配が上がるかもしれない。

ところがフジからは使いたい望遠レンズが出てこない。
レンズのロードマップがこの夏に更新されたが、
巨大で高価な望遠(しかも接近できない)か、
画質がいまひとつの望遠しかない。

手元にあるAF-S NIKKOR 70-200mm f/4Gの可能性とともに
一眼レフを信じてみよう、と思った。
(おそらく最後の一眼レフとなりそう。もうミラーレス実用時代が始まっているから)
そこでD7000を下取りしてD7200を購入した。
(カメラを下取りして差額購入するのは初めて)
近所のカメラ店で差額は6万円程度に収まった。
→ Nikon デジタル一眼レフカメラ D7200


さっそくセッティングとカスタマイズと試写を行って驚いた。
手持ち撮影での像の鮮鋭度が格段に違う。
マクロの手持ちで、いままで撮れていないぶれない写真が撮れる。
高画素化とローパスフィルターがないということもあるだろうが
ニコンはD7000で弱点とされたシャッター機構に手を入れていたのだ。
同時にAFの速度や精度も改善されていることが試写からわかった。
(EOSは選択肢に上がらなかった。いまのレンズ資産を活かすこともあるが、企業の姿勢に共感できないのと、色再現は鮮やかであっても深みがなく地に足が付いていない気がする。おしゃれな山野草やつくられたポートレートではない現実感のある画面が欲しい。さらにセンサー性能やカメラの仕上げでニコンと差が付いていると考えた。キヤノンが好きな人は透明感や明度が求められる広告写真など用途と趣味が違うだろうから、それはそれで良い選択)

色再現性もJPEGで納得できる。
特に葉の緑の再現の忠実度が上がっている。
(青みがかるフジのプロビアよりも緑の再現性は高いと思う)
D7200ではピクチャーコントロールもカスタマイズして登録した。
ひとつは、ポートレート用に。フジの肌のような色合いを再現できた。
もうひとつは、素材重視のフラットをベースに、
コントラスト、明瞭度、色の濃さを上げたもの。
光の強弱が広い状況であっても白飛びやつぶれを防ぎつつ、
色の飽和しがちな赤紫の花などをやわらかく美しく撮れる。
階調も色の再現性もスタンダードより優れていると思えるパラメータができた。

上から順に以下のJPEGで3種類を比較(曇天なのでスタンダードのコントラストが高いことが目立たないかもしれない)
・スタンダード(ニコン標準)
・ポートレード・ナチュラル(肌の再現性をフジに近づけたポートレート用のオリジナル)
・フラット・リッチカラー(階調をやわらかく再現しながら色と光を豊かに集めるオリジナル)
D7N_0068st.jpg

D7N_0075pr-nat.jpg

D7N_0074fl-rich.jpg

(縮小したので差がわかりにくいかもしれない)
あとは、彩度を押さえつつコントラストがやや堅めで露出を切り詰めた渋い表現、
花の光を幻想的に明度をやや上げてパステル調で再現するプロファイルを作成する予定。

光学ファインダーの良さはシャッターチャンスを逃しにくい点にある。
(長年それを通して場面を見てきたから)
そして迅速なAFはブレの軽減にも役立つ。
人間が動きを止められるのは意識をした瞬間なので
写す(動きを止める)と思ってシャッターを押したら
そこからAFが動いて(タイムラグの間に身体が動いてしまう)
さらに一度シャッター閉じて開いてまた閉じるという
ミラーレスのシャッターにも違和感を憶えるかもしれない。

X-E2でも、親指AF(または予めピントを合わせたMF)で
フォーカシングとシャッターの動作を分けたうえで、
電子シャッターで切れば問題は生じないのだが。

→ FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

→ FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B


D7200では、親指AFでの運用と相まって花から花へせわしなく飛ぶ蝶など
フジでは撮れない被写体をねらっていきたい。
レンズは望遠(AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)と
マクロ(AF-S Micro 60mm f/2.8G)の2本だけでいい。
フジとニコン、どちらが良いか、
ミラーレスと一眼、優劣は?などと考えることなく
四国と向き合う道具としてつきあっていきたい。

→ Nikon デジタル一眼レフカメラ D7200

→ Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR フルサイズ対応

→ Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応

(この2本はフジでは代替ができないものと思う。しかもレンズは購入した価格からかなり上がっている。発売直後を除いてレンズ価格は下落することはなく、むしろ上昇傾向にあるようだ)

タグ:D7200