2013年01月13日

フジフィルム X20にときめいた


現時点ではまだ発売されていない。
でも、プレスリリースを見て
富士フイルムが2013年2月に発売するX20にときめいた。

前機種(X10)でのユーザーの声をていねいに反映し
インターフェイスの改善に取り組んだ。
新たな技術も取り入れて
レンズを除いて中味が大幅に変わったようだ。

外観はほとんど変わっていないように見える。
でも、ボタンのわずかな位置と凹凸、
メニューの辿り方、
基本的な性能(フォーカス、ノイズ、解像度など)が異なる。

デジタルカメラは、センサー、レンズ、エンジン、
そしてインターフェイス(操作性、技術思想)で決まる。
2/3インチセンサー+明るいレンズ
発色の美しいフジ独自のセンサー(カラーフィルター)。

しかもこのカメラ、人が操作することを歓迎している。
(人が操作するのを拒否するかのような設計思想のないカメラも少なくないので)
レンズを繰り出すのさえ手動、だから無音、瞬時に電源が入り、
左手の感触で指を何センチ動かしたら、
ズームの画角がこれぐらいというのを指で感覚的に覚えられる。
(この意味、わかるかな?)
操作のたびにモーターがギーコギーコ音を立てるって好きじゃないし。

ミノルタのX700(MF=ピントは手動)を使っていたとき
ピントは無限遠に置いておき、
撮ろうと思って構えながら左手の指を無意識に動かす。
例えば、3メートル先の人物を撮ろうとしたとき、
構えたときにはすでにほとんどピントが合っているということ。

X20では、ピントではなくズーミングだが、
例えば、起動直後の28oに置いておき
被写体を見て親指と中指をどのくらい滑らしたら
何oの画角になるかを覚えておけばいい。

ただしぼくがズームレンズをあまり使わないのは、
この一体感が感じられないから。
(被写体との距離感も。ミノルタ時代は28mmばかりで撮っていたのだ)
画角なんてひとつかふたつあればいい。
トリミングやレタッチが自在のデジタルなんだから。

X20は前作からの地道な磨き上げで
真珠のような輝きを放つカメラになっている。
もちろん、made in Japan
(そうでなくては! 誇らしげに文字が躍っている)。

日本の家電が不振といわれるのは
これをやらなかったからだ。
合議制の製品開発で、
しかもさまざまな部署にまたがる技術開発を
統率できる社風(チーム力)があるなら、
まだまだ日本のモノづくりは負けない。
(負けるはずがない)

スペックやカタログを飾る要素に力を入れても
実際に使っている人の声に誠実に耳を傾け
一つひとつメーカーとして回答を示すこと。
今回のX20は富士フイルムの回答といえる。

なにごともなく流れる日常(モデルチェンジ)に
底知れぬ日本的な深み、凄みさえ漂う。
こんなカメラが5万円台で売られるのなら
どうすればいい?

FUJIFILM デジタルカメラ X20 ブラック 1200万画素 2/3型EXR-CMOSII F2.0-2.8 広角28mm光学4倍ズーム