2013年05月11日

体幹を意識して歩き、五感にスイッチを入れる。わかりやすい山野草はこの図鑑で

見ればみるほど見慣れない。
新種か?とわくわくした。

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ここは上勝町の旭川沿いの散歩道。
遊びではなく、仕事で来ている。
複数の訪問先の間にこの遊歩道があるため、
歩いてみた。
地元のみなさんが「花の散歩道」と名付けた
川沿いの花の小径である。

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さっそく持ち帰って、
「山渓ハンディ図鑑」の野に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)を最初からめくってみる。

徳島で見かける山野草の同定には
「野に咲く花」か、
同時に改訂された山に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)
に掲載されていることが多い。
詳しいのにコンパクト。
二十数年ぶりとなる2013年春に改訂増補されたもの。
写真と文章の量が適切で
現時点でもっとも使いやすい山野草の図鑑と思う。
(これに似たような図鑑は他社から販売されていない)

その花は「野に咲く花」の469頁に掲載されていた。
サギゴケ(ムラサキサギゴケ)という。
(写真が鮮明でクローズアップもあるので一目でわかる)。

「サギゴケ」の撮影日時は
「2012.4.30 八王子市」となっている。
(撮影日と撮影場所が記されている)。
改訂に伴い写真もグレードアップされたものと思われる。

徳島県の那賀川中流域にしか分布しないという
ナカガワノギクもワジキノギクも518頁に大きく掲載されている。

辺り一面に咲いているのはシャガ。
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「高山に咲く花」も改訂が予定されているが、
四国にいる限り、
「高山〜」の必要性は感じない。
それでも眺めるだけで楽しいので
ぼくは持っている(旧版だが)。






新しいヤマケイのこのシリーズは、
DNA分析に基づく分類がなされており、
現時点で最新の植物図鑑といえる。
全景とともに、部分のクローズアップが掲載され、
同定しやすい。
また、類書と比較して写真も比較的新しい。

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似たような花だが、これはカキドオシだろう。
452頁にクローズアップの写真があって同定できる。

600頁を越える図鑑を最初からめくっていくのは
時間がかかりそうだが、実際はそうではない。
似たような種類が集まっているので
読み飛ばしていける。

名前を見て説明を読んで納得。
こうしてみると、
人はイメージ(絵)だけを記憶するのではなく
それに論理的要素や記述を連関させて
脳に刻んでいくことがわかる。
イメージの固定とでもいおうか。
逆に文字や論理からイメージを引き出すこともできる。

自分の脳の動きを意識する、
自分の身体の幹(体幹)を意識する、
これを日常的に無意識に行っているようだ。

山を歩くとき、とりわけ最初の半時間、
もしくは傾斜がきつくなるときなど
ぼくは意図的に歩幅を小さくする。
(かかととつま先が接近するぐらいの小さな歩幅)。

足の裏は斜面を自在に捉えるよう力を抜く。
体幹はぶれないように丹田に意識を置く。
いわゆるナンバ歩き。
何時間歩いても疲れないという不思議さ。

→ この本で体幹とナンバ歩きの知識を修得した。
身体意識を鍛える―閉じ込められた“カラダのちから”を呼び覚ます法

ナンバ歩きは日常にも応用できる。
重心の移動によるエネルギーの損失がないことと、
体幹がぶれないことで
荷物が多いとき、
疲れたときに有効だ。
楽なだけではなく、
ナンバ歩きのさらに優れたところは、
とっさにトラブルを避けられる可能性が高いこと。
(近年ではオリンピック選手を中心にナンバ歩きの動作を取り入れるアスリートが増えている)
ぼくは無意識にナンバ歩きを行っているが、
見る人が見なければ、ナンバ歩きだと見抜けないと思う。

歩くことは
五感のセンサーをすべて活用する高度に知的な遊び。
スマートフォンをいじったり
iPodを耳に接続することで
五感のスイッチを切ってしまうのは
もったいない気がする。

だって、日常のなかに宝物はいっぱい隠されているのだから。

(花のクローズアップはフジフィルムのX20。jpegそのままをトリミングしただけ。色彩は落ち着いているのに抜けがよい)
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