久しぶりに連れだしたのはミノルタのMD24mmF2.8。
これをマウンドアダプターでフジX-T2に付けると36mm相当になる。
等倍で見ると中央付近ではこれほど解像力が高かったかと見直した。
ピントは実絞りで合わせなければならないので絞りf4としたが、もう一段絞ってもよかったかな。
画角は広いもののフジの単焦点14mmF2.8(絞りf5.6)で同じ場所を撮影すると
さすがに画面の均質性、繊細な線、抜けの良い空気感はフジのなかでもトップクラスのレンズである。
しかしミノルタの抜け感は現代の優秀なレンズと遜色なかった。
カメラのホワイトバランスは「晴天」なので
レンズからの信号の有無で変わることはない。
驚くなかれ色再現もフジとミノルタでは見分けが付かないほどであった。
強いていえばフジのほうがコントラストがわずかに高く、色温度も気持ち高い程度。
ミノルタの階調、特に暗部がつぶれにくく階調がおだやかな感じ。
ただし絞りの関係か良像範囲はフジが広い。
(14mmはトリミングして画角をだいたい合わせている。階調や色の再現性を見ていただくのがねらいなので。中央の解像度は等倍でみれば互角)
フジX-T2+XF14mmF2.8→ f5.6

フジX-T2+MD24mmF2.8→ f4

MD24mmの性能データーはありませんが、評価が高いようです。APS-Cで使うだけではもったいないのでターボUを購入してフルサイズ化してみようと思っています。「最新レンズと遜色なくみごとな性能」の記事を興味深く読ませてもらいました。