2014年06月22日

キーボードとリストレストを考える〜最適のリストレストを発掘〜


SANWA SUPPLY エルゴノミクスリストレスト TOK-ERG2Bの購入


物事には隘路(ボトルネック)がある。
パソコンで文字を打つ作業においては
CPUの速度やメモリ容量は関係ない。
それよりもヒトが打鍵する速度が生産性を左右する。
それも単に速度だけではない。
打ち心地の良さが必要である。

キーボードの打鍵速度なら
かつてワープロ早打ちコンテストがあり、
常勝していたのが富士通のワープロ「オアシス」の使用者。
使っていたのは親指シフトというキーの配列のキーボード。
親指シフトは、今日では富士通の規格を離れて
NICOLA(日本語入力コンソーシアム配列)と呼ばれている。

親指シフトは単に早く打てるというだけではない。
親指をキーボードに参加させることで
楽に打つことができる。

例えば、kの刻印があるキーは、
そのまま押せば、ひらがなの「き」であるが
右親指と同時に押せば「の」となり
左親指と同時に押せば「ぎ」となる。
親指を打鍵に参加させることで指の負担感が著しく減少する。
しかも慣れるとタッチタイピングがしやすく
手元を見る必要もない。

ノートPCはThinkPadでローマ字入力である。
ThinkPadはキーボードが優れているというのが一般の評価だが
それでも外部キーボードを接続することもある。
ローマ字入力なら、静電容量無接点方式の東プレがいい。
一日中数字を叩くような業務で使われているのがこれである。
確かにローマ字入力の不利な点を緩和していると思う。

緩和していると言っても
親指シフトとはやはり比べものにならない。
速度は当然遅くなるが、それ以上に
ローマ字入力なら打つ前に一種のためらいを感じながら
(おおげさにいえば、躊躇や気後れさえ感じる)
打っていることに気付く。

ところが、親指シフト(NICOLA配列)なら
そんなことはない。
使用者の多くが「自然」と語る感触が評価されている。
(理屈ではなく大脳が司る感覚)

話は類人猿の時代に遡る。
樹上生活の長かった祖先たちは
親指と残りの指で掴むという動作に卓越していた。
その名残はホモ・サピエンスにも受けつがれている。
この動作をキーボードの操作にも活用するのが
親指シフト(NICOLA配列)である。

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ぼくが使っているキーボードは現在3種類で
ひとつがキーボードのロールスロイスと呼ばれる
新潟のリュウド社のRboard Pro for PC(生産中止)、
富士通のOASYSキーボード、
(この2種類は親指シフト)
それに東プレ(ローマ字入力用)だ。

これを快適に使うグッズとして
さまざまなリストレストを使ってみた。

エレコムのマウス用は夏場のベトベト感が惜しい。
これを2個使ってキーボード用にとも考えたが、
柔らかすぎてキーボードを打つ拠点である手首が安定しない。
エレコム pgel EX ハンドレスト(グレー) MOH-014GY

同社のキーボード用は手首が不安定で滑りやすくて使い物にならなかった。
エレコム 疲労軽減リストレスト "COMFY" ロング(ブラック) MOH-012BK

こちらは使ったことはないが、どうだろう?
SANWA SUPPLY TOK-MU3BK リストレスト(ブラック)

アマゾンで探していて、もしかしてと思いつつ
発注したのがサンワサプライのこの機種。
SANWA SUPPLY エルゴノミクスリストレスト TOK-ERG2BK

使ってみて納得した。
やわらかすぎない硬さ、
そして適度な窪み(ホールド感)、
ただし、過度に沈み込まないので移動(滑らせる)しやすい。
そえがテンキーまでの移動をカバーしている。
(それまではテンキーはリストレストを使わず宙に浮いて打鍵していたのだ)

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デスクトップPCのキーボードは大きいので
上段のキーや両端のキー(@など)を押す際は
使い手は無意識のうちに手首を微妙に移動させている。
つまり、打鍵する直前までは
円滑な動き(ホールドし過ぎない)を妨げないこと、
打鍵の際に動かない起点(=適度な硬さが必要)があることで
打鍵の安心感、ひいては疲労を軽減する。
この相反する要素を両立させているのがこのリストレスト。
エルゴノミクスと称しているのもうなづける。

黒一色の設定なのが惜しいが、
これはリストレストの決定版と感じた。
リストレストは数年でへたってしまう消耗品である。
この手の製品は良いと思ったときに購入しておかないと
すぐに廃盤になってしまう。
理想的なリストレストを発掘できたとして
自分の備忘録としてブログに掲載したもの。

これまでリストレストなしにキーボードを使っていた人は
あまりの快適さに
どうしてもっと早く使わなかったのかと後悔するだろう。
それは、キーボードに入れ込んで
日本語入力の本質を考えているぼくの偽らざる実感。

優れた製品として多くの人が使うことで
メーカーも勇気をもらい、
引き続いて販売してくれるだろうから。


SANWA SUPPLY エルゴノミクスリストレスト TOK-ERG2BK

2014年05月05日

庭のスミレをニコンとフジで撮ってみる


庭のスミレにレンズを向けてみた。
世界の小さな片隅に
数センチ四方の饒舌な色の蒔絵の印象。

実は紫や緑はデジカメで再現が難しい色彩。

今回はニコン(D7000+60/2.8)とフジ(X-E2+35/1.4)で
色調の違いを比べてみた。

ニコンから。
明るさを合わせるため、RAWで撮影して
現像時に露出補正をしている。

現像は、ViewNX2(純正)で。
そのまま現像するときは
Photoshop Lightroom より
階調、色彩が美しく自然だ。

Photoshop Lightroom を使うのは
特定の色彩の調整やハイライトやシャドーを修正するときだけ。

スタンダード、ニュートラル、風景の順で。

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見映えがするのは風景だが、赤が飽和している。
ニュートラルは地味だが、微妙なニュアンスがわかる。



X-E2はJPEGそのままで
フィルムシュミレーションの違いを見る。

プロビア、プロネガスタンダード、アスティアの順。
(ベルビアはこの手の被写体では飽和する)

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被写体の色よりやや地味だが
プロネガスタンダードは色彩が忠実で見た目に近い。
立体感はプロビアもしくはアスティア。

レンズや構図が異なることもあり、
立体感や陰影、特に暗部の再現性に違いがあるような気がする。
特に緑の傾向が違うようにも見える。
作品としての見映えや押し出しではニコン、
色彩はフジが微妙な再現性を保有している気がするが、
それはデフォルトのメーカーの考え方の違いともいえ
後処理でどうにでもできる。
(Photoshop Lightroom ならJPEGでも自在に色調や色温度などを部分的にトーンを変えられる)
特定の画像だけで
機種の傾向を判断することはできないということは確か。



2014年04月10日

フジフイルムX-E2 銀色の質感


ニコンのD7000を主力に使っている。
傷が付かない丈夫な黒の塗装や
コンパクトでありながら悪条件下でも信頼性がある。
緑の再現性がいいこともあって
海、山、川に持ち出している。

このカメラは1600万画素である。
ところが現在のニコン機のAPS-C機は
すべて2400画素仕様となっている。

D7000に欠点があるとしたら、
手ぶれしやすいこと。
シャッターのミラーショックが大きいのだろう。
それゆえ、ジッツオの3型三脚に固定することが多かった。

登山では岩登りや沢を下ることがある。
(登山道を使わない)
装備はできるだけ軽量化したいが、
三脚を使わない場合の歩留まりは良くない。
ぼくは体幹を鍛えているので動きはぴたりと止まるけれど、
カメラ内部の動きでぶれてしまう感覚。

そこで解決策として、
手ぶれ補正の付いた望遠レンズを購入。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR。

なんと、このレンズのほうが
広角ズームや単焦点標準よりも歩留まりが良い。
それだけ手ぶれ補正が強力であるということ。
少なくともこのレンズを使う限り、三脚は不要だった。
(マクロ域なのに)
なにより得られる画質が良い。
60/2.8マイクロとともにニコンの交換レンズの白眉と思う。

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR フルサイズ対応

手ぶれだけではない。
たまたま手持ちの個体だけの現象かもしれないが、
60/2.8マイクロと前述の望遠ズームはAFがぴたりと来るのだけれど、
広角ズームや単焦点標準(35/2)ではピントが甘い。
レンズの解像度の差もあるだろうけど、
D7000の合焦精度が不足していると判断。
(中央の一点で合わせて構図を変えているにもかかわらず)。

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応


調整に出せばある程度は修正できるかもしれないが、
現在ピントが来ている主力レンズで合わなくなるかもしれない。
一眼レフの利点(迅速なAF)であり
欠点ともなり得る位相差AF(合焦精度)の特性である。
(ペンタプリズムを通してファインダーで見る光路と
実際の像面を高い精度が合致させる必要がある)

後継機ではAFとミラーショックが改善されている可能性があるが、
その半面、2400万画素ではさらに手ぶれやピントに厳しいことが予想され、
画素ピッチが細かすぎる弊害も予想されることから
現在のニコンのDX機には買いたい商品がなくなった。
(解像度は十分なので階調や高感度特性を追求して欲しい。ファイルサイズも大きくしたくない。だから16Mの中級機は必要)

これらは、高画素一眼レフの宿命ともいえるが、
一方で、マクロや望遠時にミラーレスでは使いにくいのも事実。
そこで、APS-Cのマクロと望遠を一眼レフで、
広角をミラーレスのX20でと役割分担を行った。

X20には広角時に最短1センチまで寄せるため、
植物のクローズアップでは
細部を映し出しながら環境も捉えられる。
この体制になって1年以上が経過。いまでも不満はない。

ただ、広角レンズを使った壮大な風景を捉えるとき
センサーサイズの小さなX20はやや力不足を感じる。
そこで、同じ富士フイルムのレンズ交換のできる
APS-Cサイズのミラーレスを追加することとした。

機種はX-E2にした。
一眼スタイルの機種も出ており、
ダイヤル式の操作性、防滴構造、可動式液晶には惹かれるけれど
完成度は高くないと判断した。

FUJIFILM デジタルカメラミラーレス一眼 X-E2ズームレンズキット シルバー F X-E2S/1855KIT


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ミラーレスの合焦はコントラストAFである。
撮像面でピントを合わせるので精度は高い。
ただし、迷うことはある。
その際にMFに切り替えて拡大して判断する。
実際にマクロ域に近い撮影では、一眼レフでもAFは使わない。
そこで手動で合わせるが、ミラーレスでもMFは十分実用になる。
可動式液晶でないこともカバーできる。
一眼レフと違って背面液晶でのピント合わせが迅速だし、
斜めから見ても判別できるので。
(一眼では可動式液晶が付いていても実際の合焦速度が付いていかない)

レンズは3本揃えることとした。
一本は35/1.4。
ニコンでも、35/2をもっとも多用している。
標準の画角は落ち着いた感じがいい。
猫も杓子も単焦点では開放で、ということはしない。
被写体への深度、像面の分解性から適切な絞り値があるはず。

FUJIFILM XFレンズ FUJINON XF35mm F1.4 R 単焦点 標準 F XF35MMF1.4 R


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35/1.4はポートレートにいい。
主人公とともにその時代や場所を閉じ込められるのが
標準レンズを使ったポートレートの良さ。
(換算85mmだと「作品」になってしまうし背景との関係性がやや失われてしまう)

次に、18-55/2.8-4の標準ズーム。
これ1本あれば風景写真や街角のスナップに使える。
手ぶれ補正も付いていて比較的明るい。
レンズキットで購入したので価格も安い。
1本だけというときは迷わずこれにする。

最後は14/2.8。
夕焼けの空を見るとき、
目の前に広々と森が拡がっているとき
人の眼はどこか一点を凝視するのではなく
空間を大洋のように捉えている。
その様子を標準や望遠、標準ズームで捉えても
実在感がなく、実物を切り取った「作品」になってしまう。
(表現しようとする撮影者の意図が濃くなりすぎる)

FUJIFILM XFレンズ FUJINON F XF14mm F2.8 R 単焦点 広角 F XF14MM F2.8 R


標準レンズというが、
人の心のありかた、見ようとする態度で
実は標準レンズの定義は変わってくると考える。
身体全体で眼前に拡がる光景を感じているときの
標準とは超広角の世界が「標準」ではないだろうか。
いわば、表現のための超広角ではなく、
心の動きに忠実な超広角が生きる場面があるということ。

今回のフジノンのうち、
白眉といえるのが14/2.8。
広角ズームもあるが、これほど小型軽量でありながら
歪曲が少なく、手頃な価格であって
画面を端正に調える広角レンズは
存在しなかったのではないか。

D7000で見るマクロと望遠は圧巻だ。
ファインダーに浮かび上がる被写体と
光の速さで信号をやりとりする。
(被写体と人との共鳴)
ミラーレスのフジでは撮影時のこの感動は感じられない。

広角から標準はミラーレスのフジX-E2。
マクロと望遠は一眼のニコンD7000。
広角マクロとスナップ用途にはX20。
これで、ここ数年の大切な時間を閉じ込めていこう。

FUJIFILM デジタルカメラミラーレス一眼 X-E2ズームレンズキット シルバー F X-E2S/1855KIT


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好き嫌いは別にして
X-E2はシルバーが断然美しい。
金属の輝きが光と影の交錯するこの世の常と常ならざるものを
見せてくれるようで。

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→ X-E2+フジノンレンズが最高に発揮されたとき
http://soratoumi2.sblo.jp/article/102109264.html

FUJIFILM デジタルカメラミラーレス一眼 X-E2ズームレンズキット ブラック F X-E2B/1855KIT

<フジノンXFレンズ

2013年08月29日

成熟業界にもニッチな市場、中小企業の腕のみせどころ

ブラウン管テレビの良さ

愛用のテレビ(15インチ)が、
夜の場面では闇夜のカラスを見ているようで
ほとんど見えなくなった。
設定を最大輝度に変更しても変わらない。
20年ぐらいは使っているので、
そろそろブラウン管の寿命かもしれない。

それは、ソニーの15インチのブラウン管。
購入当時の価格は10万円を越えていたと思うが、
精緻感がありながら輪郭強調のない自然な画質と
やわらかな階調で眼にやさしい。
富士フイルムのデジカメ(高級機)が好きな人には
「ああ、あんな感じか」とわかってもらえるかも。
この画面の自然さ、奥行き感は、
この時代のソニーの「プロフィール」シリーズが
最高ではないかと思う。

ハイビジョン、プラズマなど家電店の店頭で見るテレビは、
画面がぎらぎらして輪郭がきつく画面を見るのがつらい。
販売店では化粧(店頭効果)をしているのだろうと
画質設定を地味な方向に振ってみる。
すると、ギラギラは収まらないまま
画面の躍動感が消えてつまらなくなる。
厚化粧をとれば、実は…ということでなければよいが。

日本製の優位が薄れたのは価格競争に敗れたからではなく、
使い手の暮らしを見つめなかったからではないか。
テレビは20年前に性能のピークを迎えてしまい、
その後はコスト競争を理由に、
プラズマ、ハイヴィジョン、4Kと
ひとりよがりの高付加価値をめざしたが、
その戦略は海外メーカーにことごとく破れた。
(現実的に、アナウンサーの顔に皮脂が見えるとしたら、それは解像感を演出するため過度の輪郭強調等の画像処理を行っているのではないか。そんな画面が見えて誰もうれしい人はいないけど)
スマートフォンも同様だろう。

目の健康〜ブルーライト問題〜

パソコンやスマートフォンが普及するに従い、
目の疲れ、肩のこりを訴える人が出てきた。
(一日中、いじっている人はダメだろう)
長時間の作業は避けるべきなのはいうまでもない。
しかし、そうした不満(ニーズ)に応える眼鏡はなかった。
いや、あったのかもしれないが、
パソコン等から出る青い光が網膜や脳に与える悪影響を
ブルーライトというわかりやすい言葉で
とある眼鏡チェーンが訴求した。
(現在、有効性をテスト中)

すると、口コミで拡がり、
いまや百万本を越えるベストセラーとなった。
眼鏡(=度数)を必要としない人たちにも購入されるなど
業界では異例のことである。
電子画面に囲まれた生活で目を守るために
できることを提案することで新たな需要を喚起した。

【参考】目の疲れを防ぐ背景色と文字色の設定を試す(秀丸)
フォントはメイリオ。
黒基調にオレンジ文字は疲れないのではと考える。
ただし紙資料を交互に見ることを考えれば、
やや行きすぎかもしれないが。
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放送弱者の切り捨て

わが家にはもう1台、
15インチのアナログテレビがある。
これも2015年には
デジタルアナログ変換が中止となるので
それ以降は使えなくなってしまう。

高齢者の一人暮らしなどの家庭では困る人も少なくないので、
このサービスは継続すべきだろう。
放送のデジタル化で
テレビ音声のFMでの音声受信もできなくなっている。
放送とは公共性が生命線なのに
次々と放送弱者を切り捨てている政策はいかがだろう。

エアコンと冷蔵庫とどう向き合う?

省エネルギーの視点から、
古いテレビは
新型に置き換えるべきとの意見もあるだろうが、
小さな音量と適切な輝度設定で使う限り、
電力消費が問題にはなることはないだろう。
エアコンの温度設定を1度下げるだけで
電気の使用量は10%下がるなど、
電気の消費量の多いエアコンと
冷蔵庫のマネジメントを行うことが
省エネルギーの近道である。
逆に画面の大型化に伴う消費電力が増大するうえ、
視力への影響、ブルーライト問題など、
家庭生活ではマイナス面も少なくない。

ほんとうに好きな人がつくる家電

ほんとうに欲しいものが家電品からどんどんなくなっていく。
家電の本質を見抜いた提案を行っていたサンヨーも
中国メーカーに買収された。
例えば、炊飯器一筋に研究を重ねて
「飯炊きおじさん」といわれた下澤理如さんが
つくりあげた電気炊飯器
(10年前に購入していまもわが家で活躍中)は
おいしい米が炊けると評判になった。
下澤さんはさらに米でパンを焼けるGOPANの開発も行った。

一定の温度で調理ができる電子レンジもサンヨーのみ。
旨味の本質を考えて調理を行う人には宝物のような機種で、
たかだか3万円であったため生産終了時に2台購入した。

スマートフォンで操作ができることを
アピールするメーカーもあったが、
おいしい料理を提供するという
本質的な価値とどちらが大切だろうか。
お節介機能やマイナスイオンなどの
「ギミック」に傾倒したメーカーは
その後業績が悪化していった。

洗濯機も然り。
こうした優れものの技術、人材が
日本から消えようとしている。
白物家電はコストダウンが著しい分野で、
高付加価値をめざす日本のものづくりが
手を出すジャンルではないと判断したのだろうが、
サンヨーの価値に気付かず手を差し伸べようとしなかった。

ここでの教訓は、投資効果やROIのみを見ていると
顧客が見えなくなるということである。
もうひとつは、
その分野に熱意を注ぐ個人やチームが
担当すべきということである。
料理をしたこともないサラリーマンが
電子レンジを担当し、
そんな人たちが合議制でものづくりをすればどうなるか。
その結果、made in Japanの銘が
必ずしも優れた製品の証でなくなったことは残念である。

ジェネリック家電 大手家電メーカーのすきま市場をねらう

ところが、大手が撤退した白物家電で、
日本の中小メーカーのが参入が続いている
(ジェネリック家電とも呼ばれる)。
これらのメーカー品は、
海外品と対抗できるぐらいの価格で
ホームセンターなどで売られていたが、
この頃では家電量販店でも見かけるようになった。

エアコンのない事務所なので
風を送るための扇風機を8月の中旬に購入した。
それまで導入しなかったのは、
扇風機は書類が飛ぶなど実用性がなかったのと
昨年まではエアコンがあったからである。

そこで扇風機をと、ケーズデンキに見に行った。
(家電業界のなかで接客と商品知識は群を抜いていると思う)
ふと目に止まったのは、
32段階に風量を調節できる機能がある機種。
その風のまろやかさに心を動かされた。
つくりの良さも直感的に感じた。
TOYOTOMI 【DCモーター搭載】ハイリビング扇風機 ホワイト FS-DC300DHR(W)

トヨトミ FS-DC300DHRの使いごこち

楽しみにしながらまずは寝室で使ってみると、
一晩中当たっていても疲れない心地よい微風。
(タイマーで消す必要がないぐらい自然の風だった)

しかも直流モーター仕様でほんの数ワットで駆動する。
トヨトミは昨年末に購入した石油ストーブが良かった。
心も身体も温まるもので、なおかつつくりが良い。
もしかしたら、扇風機も期待できるのではと思ったが、
安かろう悪かろうの製品とは一線を画すモノであった。

購入してからわかったことであるが、
モーターを格納している容器は不燃処理があり、
コンデンサーにも注意を払っているとのこと。
電源の安全性、製品の耐久性に
深く関わる重要な部品でありながら
スペックに現れない部品なので
まっさきにコストダウンの対象となる。

実は、コンデンサーの件で
トヨトミ社にさらに電話で問い合わせを行い、
本機の安全機構の確認を行った。
本機に関しては、ACアダプターを介して
低電圧で駆動するので
コンデンサーの対策は特に必要なく
駆動部に負荷がかかることは少ないとのこと。
DC扇風機の隠れた利点が見えてきた。

ファンケースに触れると、回転が一時停止する機能などは
小さい子どもがいる家庭向けの機能である。

それが必要かどうかは別にして、
暮らしの一こまに思いをめぐらせて
設計されたものであることは間違いない。
この扇風機は9千円で購入できた。
TOYOTOMI 【DCモーター搭載】ハイリビング扇風機 ホワイト FS-DC300DHR(W)

このように家電が失った上質の暮らしの提案を行ったり、
なかには、よい素材とデザインや質感を磨き上げて
大手メーカーよりも高い値付けを行い、
消費者に支持されている例もある。

暑い夏もエプソンダイレクトのデスクトップPCで乗り切れる

ぼくが主力で使っている
エプソンのデスクトップパソコン(MR6900E)も
電源まわりのコンデンサーには
日本製の信頼できるパーツを使用。

エアコンのない事務所で気を付ける点は
パソコンのハードディスクの温度である。
しかし、MR6900Eは排熱が優秀で、30度を超える室温でも
ハードディスク内には熱はこもらない。
35度近くに気温が達した日でもトラブルは皆無である。
ハードディスクの増設や換装のしやすさはピカイチだし
ホコリも内部に溜まりにくいが、清掃も容易だ。
だから、夏場でも安心して使える。

排熱性に優れた機種では、
ファンがうるさいだろうと心配する人もいるだろうが、
パソコンを選ぶ最優先項目に静粛性を選ぶぼくでも
まったく気にならないし、音楽鑑賞にも使えるほどである。
(PCスピーカーとしてタイムドメイン・ライトを使っている)
その理由は、新日鉄に特注した
厚めの鉄板を使っているということも原因だろう。
エプソンは単なる部品の組立屋ではなく
細部に至るまで自社特注部品をカスタマイズし
徹底的にテストを重ねて
システムとして磨き上げたもの。

エプソンダイレクトは納期も早いし保守体制も万全。
その代わり、他の直販メーカーと比べれば
価格が高めに設定されているが、
それらはすべて
安定して末永く稼働させるための品質にかけたもの。
(これに匹敵するのは、かつてのThinkPadぐらいだろう)。
トラブルで業務が滞るリスクと比べると
たかだか数千円程度の差。
日経が毎年行っているユーザーの満足度評価では
トップではなかったか。

ということで、
MR6900Eは、これまで購入したすべてのパソコンで
もっとも満足している。
CPUの処理速度と価格対比などどうでも良い。
安心して使える安定性、保守性の良さが決めて。

Windows7Proの64bitに
以前に購入していたXPを追加インストールして
自己責任でデュアルブート仕様にしている。
BIOS起動時に手動切り替えを行い、
デフォルトでは自動的にXPが立ち上がるようにしている。

Web上でも品質(製品そのもの、サポートとも)への評価は高いようだ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1227/hot351.htm
http://okwave.jp/qa/q3218015.html

現行機種では、その後継のMR7200Eとなる。
エプソン Endeavor MR7200 350W電源搭載モデル(MR7200E-L)



自宅用にコンパクトなデスクトップでは、この機種がおすすめ。


(以前に使っていたデルの4600Cは排熱が悪いうえ、つくりが粗雑で信頼はなかった)。


小さくても良質のテレビを求める

話をテレビに。
15インチの性能の良さそうな液晶テレビを調べてみたが、
見つからない。
テレビを置く場所の寸法は横幅40センチが限度であり、
壁に掛けることも不可能なので、
せいぜい20インチが限度
(小さい画面は解像度が高く良質の画像が得やすいのも理由)。
残念ながら、小型で上質のテレビを求めるニーズに
応えるメーカーはないようである
(10〜20万円でもそれを必要とするニッチな市場は確かにあるはず)。

その後、ブラウン管は他の方式と比べてブルーライトが
圧倒的に少ないことが判明。
流行のLEDは特に青色発光性にピークがあるものが多く
ブルーライトが多い(家庭用の照明としてもどうなのだろう)。
(↓こちらのリンク先の情報は必読)
http://bizmakoto.jp/style/articles/1206/01/news047.html

あまり知られていないが、
LEDは、雷時のサージ電流の保護も問題となる。
(球本体が高価なだけに)
動画の応答性が良いことなどと併せて
ブラウン管方式が見直されて良いし、
少量でもプレミアム感のある小型ブラウン管を
現代の技術でもっと尖らせてみるのもおもしろいと思うが。


通話(音質)の良さでウィルコムのPHS しかし… 

電話で大切なやりとりを行うため、
音質が良いPHSを10数年使っている
(電話機能を重視するなら通話がしにくく音質が悪いスマートフォンはあり得ない)。
ただしPHSには、
他社が行っているように災害時の情報源としてエリアコール機能は欲しい。
毎日のようにウィルコムからの販促メールを受け取っているが、
災害時の一斉送信のサービスはいまだに行われていない。
また、メーカーにも数年来要望を出しているが、
日本のIT活用の先進地区である上勝町が
いまだにエリアとなっていない。
おばあちゃんがスマートフォンを使って農産物の出荷を行い、
マイクロソフトがICTで提案を行い、
ドコモがスマートフォンの普及を支援し、
海外からも視察が来ている地区であるにもかかわらず。

デフレも海外も関係ない まず人々の暮らしに寄り添うこと(そしてその想像力)

日本の企業が埋没しないためには、
生活者の暮らしに寄り添うこと。
そして、思いのある技術者の夢に懸けること。
責任を取らないチームの合議制で決めないこと。

成熟市場でも細分化すれば、
ニッチな市場で人々の幸福を提供する機会は無限にある。
成長分野のみに補助金を投入するのではなく、
国民生活を潤す試みを支える施策を考えるべき、
というのは経済産業省への提言。

追記

購入したブルーライト対応グラス「JINS PC」
実際に徳島クレメント2階の実店舗で試着してみたが、
レンズが大きいほうが大画面や首振りにも対応できる。
透明のクリアタイプよりも、
青色光カットが大きく可視光透過率も85%が確保され
独自の調光特性を持つハイコントラストタイプが良かった。



購入したトヨトミの32段階調節のDCモーター扇風機
9枚羽のやわらかな風と落ち着いたデザイン。


2013年04月12日

X20 人の記憶の色に忠実な再現

道具って楽しい。
それが何かを生み出すのであれば。

父は若い頃、自分でモノクロの現像などもやっていた写真好き。
小学生のぼくにもカメラを買い与えた。

それが、ミノルタのハイマチックF。
NASAの飛行士が宇宙に持ち出した
ハイマチックを受けつぐカメラである。

D7K_5743.jpg

いまも手元にあって、シャッターは快調。
クロームメッキは経年変化を忘れたかのように
銀の輝きを曲面に宿す。

レンズは、ROKKOR 38mm/F2.7。
標準よりやや広い準標準の画角は風景を違和感なく切り取る。
ネガフィルムで撮影すると、
色彩の忠実な、それでいて階調豊かな画になる。
(ほんとうに良いと思う写真は、超広角や望遠ではなく、広角から標準域が多いような気がする。落ち着くとでもいうか)

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ぼくの事務所にかけてある額縁は
ハイマチックで撮影したネガフィルムから伸ばしたもの。
光の明暗を慈しむようにやわらかく捉えた画は
夢幻を漂うようでありながら現実感を併せ持つ。

ライツミノルタCLは、父の形見である。
レンズは、Mロッコール40mm/F2とMロッコール90mm/F4。
事業の羽振りが良かったときだろうか。
近所のカメラ屋で勧められて購入したらしい。

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フジクロームを詰めて
何気ない風景を撮影してみたら驚いた。
明るい部分に力があり、
暗い部分もコントラストが高いのに
なめらかにつながっている(対比と連続性の両立)。
画面から受ける印象は、
しっとりとした油彩画のような感じとでもいおうか。
全体の印象はコクがあるという感じを受ける。
四国の「空と海」その2のタイトルバナーは、
このカメラで撮影した風景を加工したもの。
現物として手元にある本機は、
日本に残されているライツミノルタとして
極上の保存状態と思う。

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父は、アサヒペンタックスSPFも持っていた。
スクリューマウントの開放測光で使える
一眼レフで当時のベストセラー。
天体写真を撮影したのはこのカメラで
(電池不要で長時間露光で可能)
特に、SMCタクマー35mm/F2と85mm/F1.8を多用した。
望遠鏡と接続して撮影した月面が
天文雑誌に入選したのもこの頃である。
(10代の頃は天文学を志していた)。

社会人になると、
自分もカメラ(一眼レフ)を買ってみようと思い、
ミノルタになじんでいたこと、
篠山紀信や三好和義が使っていたことなどで、
X700にした。
(ほんとうはXDが欲しかったのだが、新品で手に入らなかった)。
ファインダー(スクリーン)が見やすく、
明るいのにピント面が合わせやすい。
(この点では、ニコンF3をはるかに凌いだ)
南太平洋や四国の山野、
水辺をともに歩いたのはこのカメラである。

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その後、ミノルタはオートフォーカスの一眼レフを開発し、
世に出した。
一世を風靡したα7000である。
(ぼくはオートフォーカスのカメラには興味がなくX700を使い続けた)
ミノルタはこのカメラから伝統のマウントを変更して
まっしぐらにAF化を進めた。
ところが、事業に行き詰まるようになり、
コニカとの経営統合を経て
カメラ部門はソニーに譲渡された。

「ミノルタ」という言葉の響きが好きだ。
(ただし、ロゴはいにしえの小文字が好きだ)
なにかの造語だろうが、
実る田んぼ → 豊穣の印象がある。
写りもそのとおり。

その伝統はソニーの現行機種にも受けつがれているようで
小型デジカメ史上最高の画質といわれる
DCF-RX100の吐き出す画に共感する。
小さなカメラから
ファンタジーあふれる絵が紡ぎ出されるのだから
幸福感さえ感じさせる。
(操作系になじめれば購入したのだが…。何もかもカメラ任せにしたくなかったので)

デジカメで購入したのは、フジのF31fd。
メモ代わりに使って数年になる。
廉価な機種でありながら、
複雑な光源下でも安定したホワイトバランスを見せる。
色の再現性について、このメーカーは何か掴んでいると思う。
オーディオでは、
デンマークにオルトフォンという
カートリッジメーカーがあるが、
レコーディングマシンのカッターヘッドの特性を
知り尽くしていることから
民生用のカートリッジの設計に
その特性を巧に利用
(ないしはネガをキャンセル)しているといわれた。

フジはコダックと並ぶ世界のフィルムメーカーであり、
色とその再現に関してノウハウを持っているようである。

デジタルの一眼レフとして購入したのは
ニコンD50。
作品を撮影するというよりは、
科学写真、生態写真、記録用にと購入した。
一眼レフの特性は科学写真で生きる。
それに、質実剛健なニコンへの信頼感もあった。
(かつてのニコンFとその系譜に対する憧れはむろんあった)。

そして、数年前から
ニコンのD7000を使用するようになった。
四国の空と海のブログ2」で撮影した写真のほとんどは、
D7000によるものである。
被写体を見ながらISO変更、プログラムシフト、
手動でピント調整など
意のままに想定する結果に導くことができるという点で
中堅一眼レフはミラーレスに席を譲ることはないと思う。
ニコンの絵の主張は、実在感である。
(素材を活かすとでもいおうか)
色調を調えるのは後処理でもある程度対応できるけれど、
ぼく自身は人工的に彩度を高めたような画質は好まない。

そして、2013年。
新しい小型デジカメとして、フジフィルムのX20が加わった。

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ボディは黒にした。
シルバーも良いが、目立たずスナップしたかったので。
まるでライツミノルタの再来のよう。
南紀白浜に連れだしたら、
フジ伝統の優れた色再現が確認できた。

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人は、脳内で思い出を美化する。
写真を見るときも同様で、
人の記憶は実際の色よりも美しい色として捉えている。
それではと、撮影後に彩度を上げると
色が飽和して現実感が乖離する。

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フジの色は、人が記憶をたどる際に
脳内で描く美しい色を
人工的な化粧感を感じさせることなく
微妙な濃淡や色調の変化を踏まえてつくりだす。
想像だが、
舞妓さんを主に、背景に桜、
手元にはおばんざいがにあって
桜のたもとの川面がシャドーに落ち込んでいるような場面があるとする。
X20は日本的とでもいいたいような
繊細な線で絵画のような画を提供するだろう。

このカメラが中上級の一眼レフに優る利点として、
ボディが小さく目立たないため、さりげないことは当然として、
条件が悪い場所での撮影に失敗が少ないことが挙げられる。

一眼レフと違ってミラーのない構造(ミラーショックがない)に加えて、
小さなセンサー、明るいレンズ、光学式手ぶれ補正のバランス。
さらに、ファインダーが付いていることも大きい。
ファインダーを覗くとき、
右手、左手とともに額で3点支持となっているから。

設定はこんな感じ。
フィルム設定は、プロビア(ほとんどこれ一本で事足りる)。
(ベルビアはやや行きすぎているよう。アスティアは緑の表情が良い。ポートレートならプロネガスタンダードで軟調にするのも選択肢。ただし眠くなりすぎるときはアスティアで)。

発色について例えるなら、
あるメーカーは、色彩の視覚的な効果を追わず、
やや重厚感を持たせた忠実な再現をめざす。
別のメーカーは、色彩の効果を意識した透明感のある
(やや演出がかっているが)切れのある色彩をめざす。

それに対してフジは、
色の濁りを極力抑えて忠実な再現をめざしながらも
純度の高さから来る発色の妙を感じさせるとでもいおうか。

ISOはオートだが、400以上には上げないよう設定。
ISO切り替えのシャッター速度は1/15秒に。
この設定では
ほとんどの場面ではISO100で撮影できる。
とっさのときにISO400に自動で上がってブレを防ぐ意図。
(シャッターチャンスを逃がさないのが一義なので)

さらに、2つのカスタマイズダイヤルには、
ポートレートに適した設定と
低照度被写体向けの高感度の設定を行っている。

通常モードのときの画質の設定は、
シャープネス(−1)、
ノイズリダクション(−2)、
シャドウトーン(+1)
DR 100%(ダイナミックレンジの拡張をしない)。

28mm相当。プロビア、f4 1/640 ISO100(jpegそのままを縮小したのみ)。
やや曇り空なので淡い色が飛ばず微妙な色の再現が楽しめる。
DSCF0445.jpg

30mm相当 プロビア f2.5 1/250 ISO100(jpegそのままを縮小したのみ)
夕方近くで条件は悪い。一眼レフだとぶれる可能性が高い光線状態だった。
廉価ズームや高倍率ズームの一眼レフでここまで写るかどうか。
DSCF0403.jpg

Photoshop Lightroom (4.4)は持っているので、
X-trans CMOSのRawデータも補正できるが、
この色再現を見ているとjpegのみで充分。
Photoshop Lightroom は
jpegでの補正も万全ということもある。

33mm相当 f4 1/800 ISO100
DSCF0359.jpg

Photoshop Lightroom で補正したもの。jpegからも簡単に補正できるのでDRは不要であることがわかる(補正過剰であるが、わかりやすくするため)。
DSCF0359-1.jpg

生態写真にも使える。広角端で撮影しているが、背景を写しながらクローズアップができる。
明暗の差が大きいが、ダイナミックレンジの拡大は使っていない。jpegそのままで、なぜこんなにイメージどおりの写りになるのか不思議だ。これは一眼レフでは再現できない世界かも。曇りがちな天気で逆光であるが、色彩もいい。
(プロビア 1/220 f2.8 ISO160 28mm相当 フラッシュ使用せず、DR100%)
DSCF0629.jpg

その場の空気感を絶妙に醸し出している。春の午後の開けた沢筋に光がやわらかく回っている。(アスティア 1/300 f3.6 ISO100 43mm相当)
DSCF0570.jpg


別売りのフードとフィルターは付けておきたい。
ただし、このフードは繊細なネジ式なので
(一眼レフのレンズのようなバヨネット式ではないので)
取り外しを頻繁に行うことは想定しにくい。
また、フードは常時付けておいても邪魔にならない。
むしろ、レンズをひねるスイッチオンの動作で
レンズ面(フィルター面)に手が触れる怖れがない利点がある。

撮影中はケースから出しているが、
ケースにしまうときもフード+フィルター付きのまま収納したい。
それができるエレコムDGB-S011(電気店で千円で購入)を使っている。
(色は目立たない黒。このカメラにポップな色の収納は似合わない)
運搬用のアンチショックや、悪天候時の運用にも使える。



X20本体


専用フィルター、専用フード、専用キャップのセット


液晶保護シール


コンパクトな収納とデザイン性を重視するなら専用ケース
(ただし、フード付きで収納できるかどうかは確認できていない)


純正バッテリーNP-50は予備がないと一日の撮影は心許ない。
並行輸入品がコストパフォーマンスが高い。
数社から販売されていて不安を感じる人もいるだろうが、
私が購入した バッテリーはA・J・I・T・Oという販社だが、
まがうことないフジの純正の英語版表記の製品であった。
何度か使っているが問題はない。
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X20については、さらに撮影して感想を述べることにする。