2013年01月13日

フジフィルム X20にときめいた


現時点ではまだ発売されていない。
でも、プレスリリースを見て
富士フイルムが2013年2月に発売するX20にときめいた。

前機種(X10)でのユーザーの声をていねいに反映し
インターフェイスの改善に取り組んだ。
新たな技術も取り入れて
レンズを除いて中味が大幅に変わったようだ。

外観はほとんど変わっていないように見える。
でも、ボタンのわずかな位置と凹凸、
メニューの辿り方、
基本的な性能(フォーカス、ノイズ、解像度など)が異なる。

デジタルカメラは、センサー、レンズ、エンジン、
そしてインターフェイス(操作性、技術思想)で決まる。
2/3インチセンサー+明るいレンズ
発色の美しいフジ独自のセンサー(カラーフィルター)。

しかもこのカメラ、人が操作することを歓迎している。
(人が操作するのを拒否するかのような設計思想のないカメラも少なくないので)
レンズを繰り出すのさえ手動、だから無音、瞬時に電源が入り、
左手の感触で指を何センチ動かしたら、
ズームの画角がこれぐらいというのを指で感覚的に覚えられる。
(この意味、わかるかな?)
操作のたびにモーターがギーコギーコ音を立てるって好きじゃないし。

ミノルタのX700(MF=ピントは手動)を使っていたとき
ピントは無限遠に置いておき、
撮ろうと思って構えながら左手の指を無意識に動かす。
例えば、3メートル先の人物を撮ろうとしたとき、
構えたときにはすでにほとんどピントが合っているということ。

X20では、ピントではなくズーミングだが、
例えば、起動直後の28oに置いておき
被写体を見て親指と中指をどのくらい滑らしたら
何oの画角になるかを覚えておけばいい。

ただしぼくがズームレンズをあまり使わないのは、
この一体感が感じられないから。
(被写体との距離感も。ミノルタ時代は28mmばかりで撮っていたのだ)
画角なんてひとつかふたつあればいい。
トリミングやレタッチが自在のデジタルなんだから。

X20は前作からの地道な磨き上げで
真珠のような輝きを放つカメラになっている。
もちろん、made in Japan
(そうでなくては! 誇らしげに文字が躍っている)。

日本の家電が不振といわれるのは
これをやらなかったからだ。
合議制の製品開発で、
しかもさまざまな部署にまたがる技術開発を
統率できる社風(チーム力)があるなら、
まだまだ日本のモノづくりは負けない。
(負けるはずがない)

スペックやカタログを飾る要素に力を入れても
実際に使っている人の声に誠実に耳を傾け
一つひとつメーカーとして回答を示すこと。
今回のX20は富士フイルムの回答といえる。

なにごともなく流れる日常(モデルチェンジ)に
底知れぬ日本的な深み、凄みさえ漂う。
こんなカメラが5万円台で売られるのなら
どうすればいい?

FUJIFILM デジタルカメラ X20 ブラック 1200万画素 2/3型EXR-CMOSII F2.0-2.8 広角28mm光学4倍ズーム



2012年12月31日

カメラが描く光の園が好きだから


1. フィルム時代から
ミノルタが好きで使っている。
小さい頃使っていたハイマチックF
やわらかい写りをするコンパクト。

ライツミノルタCLは、
レンズの描く世界観と小気味の良いシャッター音を楽しむ。
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X700は、フィルム時代、こればかり使っていた。
明るいファインダー内にふわっと
浮かび上がる被写体に夢中になり、
シャッター音ではっと我に返る
という感覚。
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それゆえオースフォーカスには手を出さなかった。
やがてデジタルの時代になり、
そのうち、ミノルタ社の姿もなくなった。

2. ミノルタを受けついだソニー。DSC-RX100で飛躍

跡を継承したのはソニー。
DSC-RX100 は、
現時点でもっとも写りの良い
コンパクトデジカメといっても異論は出ないはず。

→ ソニーのWebサイトに使用者が投稿した写真サイトがある
http://acafe.marsflag.com/ja_all/search.x?q=&tag=&model=DSC-RX100&cat=photo

明るい部分にさらに光を集め、
コクのある画面を描き出す。
この画面からは幸福感さえ漂う。

マニアックなカメラももちろん良いが
このカメラは
シャッターを押すだけで良いといわんばかりの
シンプルな出で立ちのなかに
1インチセンサー、カールツァイスレンズを組み込み
高性能を隠してやわらかく存在感をアピールする。
このコンセプトが秀逸。

ぼくは、ThinkPadやカメラ(フジF31fd)、
モバイルルーターなどを
常時持ち歩いているけれど
これならポケットに入るサイズで、
鞄の内側ポケットに収納させておける。
ぱっと取り出して
優秀なオートフォーカスでささっと撮って涼しい顔、
という生活場面が浮かぶのだ。
宴の席で盛り上がった一瞬、
撮られた側さえ気付かないヒトコマ。
いつも持ち歩けると、
偶然の天候が遭遇した思いがけない光景を
さっと記録する。
それも、デジタル一眼のような画質で。

換算28oからの広角の始まりも適切。
24oからでは
常用域の描写が犠牲になる怖れがあるし
なにより気軽にかつコンパクトに高画質という
このカメラのコンセプトが違ってくる。
X700を使っていた頃は、7割が28mm1本で撮っていた。
28ミリから中望遠までカバーすれば、
日常の撮影目的は90%(限りなく100に近い)充たされる。
(レンズがあとわずか大きくなっても良いのでマクロ特性と、直感的に操作できるようなインターフェイスに改良して欲しい)

SONY Cyber-shot RX100 2020万/光学x3.6/ブラック


そう、この世界は光の園。
光があるから、そこに存在する
量子のゆらめきに意識の光を当てることが存在とも言う。
(アインシュタインは、神はサイコロを振らないと言ったが…)

写真とは、光を感じ、光を楽しみ、光で遊ぶこととしたら
まるで生きることそのもの。

人生を肯定したい人たちにとって
ミノルタを受けついだソニーの画づくりは
しっくり来るだろう。

まだ持っていない人間が書いてある。
それだけに、
このカメラを持ったらどんな場面(暮らし)が待っているかが
思い描ける。

3. 2012年のデジカメを振り返る

この際、この1年間のデジカメを綴ってみる。

現時点では、D7000(ニコン)とフジ(F31fd)を使っている。
(「空と海のブログ2」の写真はほとんどこの2機で撮影している。特に高価なレンズも所有していない。もっとも高価なものでも60/2.8マクロだけ→Nikon AF-S Micro 60mm F2.8G ED AFSMICRO60GED

ニコンの良さはよそよそしさがないこと。
人生をどこかで振り返るとき
写真はその記憶をたどるきっかけとなる。
ニコンの画質は「記憶色」というよりは
その場の空気感を伝えてくれる。
飾らないだけ飽きが来ない。
だから、カメラプロファイルは、
「スタンダード」か「ニュートラル」しか使わない。


手持ちのD7000はたったひとつを除いて
意のままになる良いカメラ、良い道具である。
それは、ミラーショック。
例えは、連射性能を落としても
掌で何も動じることのない動きにして欲しい。
(これは、上級機にも言える)。

そのため、D7000の画を活かすために
ジッツオの3型三脚を購入した。
この三脚はポールを抜いてセットすると
地上高10センチ程度のローアングルまで撮影できる。
また、高さをすべて伸ばすと背伸びしてもとどかないぐらいになる。
軽いのにぶれない(これをかついで石鎚の岩山さえ登っている)。
長時間露光や望遠レンズでのスローシャッター、商品撮影でも
何の不安もなく取り組める。


これに韓国製の自由雲台を取り付け、
D7000はカメラプレートを付けっぱなしにして
ノブ式のクイックシューで
三脚と手持ちを自在に付け替えられるようにしている。
自由雲台とクイックシューでは
縦位置の構図を取りにくいといわれるが、
この組み合わせは不安なく縦位置に倒すことができる。
(L字グリップを常時付けていてはカメラも重量増で重苦しいだろう)

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家電売場で各社の一眼レフを操作すると
キヤノンの中級、上級機種はミラーショックが少ないように感じる。
レンズも透明感があって華やかな絵を出すのだけれど、
「人生を肯定する」光の饗宴を描けるかどうか。
(きれいだけれど薄っぺらい感じがして幸福感を感じない。性能ではなく好みの問題なので各自お好きな画質で)

キヤノンとは方向が違うけれど、
ニコンの絵からも幸福感はそれほど伝わってこない。
なんだかいまの日本を象徴するかのよう。
繊細できまじめで
コントラストもはっきりした明快な画なのだけれど…。

しかし、ニコンはまじめなモノづくりの姿勢が伝わってくる。
ボディもレンズも使い手の意思に忠実。
心地よく撮影できるのだからあとは使いこなし。

4. フルサイズセンサーの利点

以下の機種は
実際に購入して使っていないのだけれど、
手に取った感想として。

ニコンのD600、D800はともにフルサイズ。
広角レンズで三脚を立てて風景を切り取ることができたら
どんなに楽しいだろうと思わせる。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D600 ボディー
Nikon デジタル一眼レフカメラ D800

ニコンから近年発売された
50/1.8、85/1.8、28/1.8など
フルサイズ向きだなと思わせる。

かつてのブローニーや4×5で撮影していた風景写真は
フルサイズ高解像度の35o一眼レフに置き換えることはできると思う。
過酷な環境での学術写真や超望遠を駆使するスポーツ、
大伸ばしを前提とする広告写真などもフルサイズ向きだろう。

Nikon AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G AF-S28 1.8G
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8GAFS50 1.8G
Nikon AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G

5. APS-Cサイズに期待

ただ、普段の撮影で
大きなセンサーサイズが必要な人は少ないだろう。
データが大きくなるのもマイナス。
フルサイズはいいなと思ってもなかなか購入に踏み切りにくい。

APS-Cの一眼は、どこの会社も広角レンズがもうひとつ。
やはり、マウント径、バックフォーカスが
フルサイズに合わせてあるからだろうし、
良いレンズはフルサイズ規格に多いのも偶然ではないだろう。
APS-Cでは
フルサイズ対応レンズのイメージサークルの
中心部を使うことになる。
確かに周辺画質では有利かもしれないが、ムダを感じる。

一般的な写真は、解像度だけでなく階調、手ぶれしないことなど
総合的な過程で判断する必要がある。
一眼レフでは手ぶれしてしまう環境でも
コンパクトカメラなら対応できるという状況も日常的に少なくない。
そう考えると、APS-Cのミラーレスは日常的な用途の95%はカバーできるはず。
イメージサークルを限定すればレンズはコンパクトになるし、
フランジバックが短いミラーレスでは、
超広角、広角はより良い画質が手頃に得られるという点で
フルサイズ、APS-Cサイズの一眼レフより明らかに有利だ。
手ぶれ補正が付いていれば、自宅でのスナップ、会場でのスナップ、
旅行先での一こまなど一眼レフに優る道具となるだろう。

このようにミラーレスは、APS-Cに特化したマウント設計が可能だ。
だから、レンズ性能を発揮しやすい。
フルサイズの流用でなくサイズを合理的に小さくできる。
APS-Cサイズは、現時点では特殊な用途を除いて
ほぼ100%に近い満足度を得ることができると思う。

それにはフルサイズ兼用ではなく
最適化したマウントが望ましい。
だから、ミラーレスの将来は明るいと思う。
ただ、なぜ、ソニーとフジでマウントが違うのか。
もし、本気で規格を普及させるのなら
話し合いにより一本化できなかったものか。
(マイクロフォーサーズでは、パナとオリンパスがマウント規格を共有している。だから好みのレンズを選べる。コシナが参入したのも大きい)


ただ、一眼レフのペンタプリズム式光学式ファインダー
「写真を撮る行為」の大切な部分を構成していると思う。
背景から被写体が浮かび上がる瞬間のときめき
光のやりとりを通じて共鳴しあうとでも言おうか。
今後も一眼レフはなくならないだろうし、
なくなって欲しくない。

ソニーのミラーレスNEXシリーズ
リズム感よく写真が撮れる。
おそらく日常的な使い心地は最高だろう。
ただし、現時点では広角から中望遠までをカバーする
日常的なズームレンズに良いモノがない。
(広角ズームは超広角すぎで日常的には使いづらい。せめて換算36mm程度の準広角までカバーしてくれたら…。単焦点はフジと互角だと思う)
もしかしたら、
1インチセンサーのDSC-RX100
間に合うのではないかと思わせる。
持つことの喜びとは何か?という点も考えてみたい。

ソニー デジタル一眼カメラ α NEX-6ズームレンズキット NEX-6L/B


フジのXシリーズの一眼はいい。
特にX-E1
レンズの揃え方が上手で描写も操作の感触も魅力的。
のっぺりとしたデザインだが、
飽きは来ないと思う。
派手な描写はしないが、色の乗りは天然色的。
同じように日本的であっても、
ニコン、キヤノンとは方向性が違う。
クールジャパンの良さが漂うとでも言おうか。
jpegで使えるのも保存性を考えると利点が多い。

ただ、オートフォーカスの速度、精度が
人の感覚にやや追随しない感覚を受ける。
次の改良点は、リズム感を持って操作できること。
メカ的な反応だけでなく、人間の皮膚感覚に寄り添うように。
(木村伊兵衛や土門拳が使ってみたいと思えるような)

ディスプレイが可動しないのも惜しい。
スナップでの速写性を売りにしたり、
その逆にじっくりと絵をつくるのなら
可動式ディスプレイは必須だと思う。
(NEXと同様に完成度はこれから高まるのが楽しみ)

FUJIFILM デジタル一眼レフカメラ X-E1 ブラック レンズキット ミラーレス 1630万画素 APS-Cサイズ Xマウント X-E1/XF18-55 SET B

オリンパスもがんばっている。
XZ-2OM-Dは通好みだと思う。
XZ-2を操作すると
インターフェイスがこなれていて直感的に使えるし、
マクロに強いのは記録カメラとして心強い。
実際に操作すると
シャッターチャンスに強いカメラだと思う。
OM-Dは
未来志向のデザインのほうが良かったのではないかと思うが。

OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS XZ-2 ブラック 1200万画素 1/1.7型 裏面照射型CMOS 光学4倍ズーム F1.8-2.5「i.ZUIKO DIGITAL」レンズ 3.0型可動式LCD XZ-2 BLK

最後にひとこと。
技術者はインターフェイス(人とモノの意思疎通)を磨いて欲しい。
フジとソニーのミラーレスは可能性を持ちながらも
この点ではまだまだだ。
直感的に使えるとはどんなことなのか?
突き詰めて考えてみたい。
「技術」は海外に決して負けていない。
足りないものがあるとしたら、「技術思想」だ。
センサーやレンズの改良のみならず、
インターフェイスにこそ力を注いで欲しい。


  あのフクシマにもそれがあったなら…と悔やまれる。
  「想定外」という言葉を使うこと自体、
  技術思想がないことを表している。

D7000を使っているのは、
「写真の基本を知っている人間」(これが主語=想定顧客)にとって
皮膚感覚で扱えるから。
撮影モードは「プログラム」、
プロフィールは「スタンダード」。
多用するのは、プログラムシフト、
ISO感度切り替え、露出補正。
これらをファインダーから眼を離さずに即時にできる。
中央重点、シングルフォーカスにして、
AEAFロックを併用すれば事足りる。
(結局のところ、私のような想定顧客にとって納得のいく操作感は現時点では一眼レフを選ぶしかない状態である)





2012年08月29日

ICF-R351(レビュー) いつも持ち歩く携帯ラジオ。 もし、出張先や仕事で災害に巻き込まれたら…

出張中にラジオを持たずに困ったこと

2011年3月11日のこと。
その日は、県外へ出張していた。
15時前に東北で大きな地震があり、
四国東南部にも警報が出ているとの情報がもたらされた。

わが家も海に近い。
なんと、自宅周辺でも大津波警報が出て、
人々が山に駆け上がっているとの情報も
断片的に聞こえてきた。

出張を切り上げて急いで戻る。
自宅と電話がつながらない。
ケータイもつながらない。
大津波警報の影響で
公共交通機関も止まってしまった。
やがて、東北が悲惨な状況であることが伝わってきた。

頼りにするのは、
ノートパソコンとPHS接続によるインターネット。
回線速度は遅く、
Webサイトの閲覧は10秒ぐらいかかり、根気を要する。
充電状況にも余裕はないし、電源の確保もままならない。
こんなときにラジオがあったら、と思った。

震災時にラジオが役だったとの経験から、
震災後の店頭やインターネット販売から
ラジオが消えた。
一時期、ネットオークションで
ソニーの災害対応のラジオに
6万円(通常は数千円)の価格が付いたこともあった。
(このような出品業者には後に非難が殺到したことだろう)

メーカーの生産が落ち着いた頃、名刺サイズのラジオを入手

数ヶ月を経てようやく入手できるようになった頃、
家庭用に電池で長時間作動し、
音質の良いICF-801を購入した。
単純な操作ながら、
ラジオを聴くのが楽しくなるような音質だった。

しかし、このラジオはあくまで家庭用で
移動を想定していない。
そこで、ポケットに入る携帯ラジオを求めて
ソニーの名刺サイズラジオ、
ICF-R351をようやく購入できた。
(すぐにでも買えないことはなかったが、行動しながらラジオを聴く必然性は被災地の方であり、流通在庫が豊富になるまで遠慮した)

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(このラジオにはストラップは必需品だと思う。ネックストラップとリストストラップを付けてみた)

高感度で聞きやすい音質、巻き取り式のモノラルイヤホンも実用的

このラジオの使用感は以下のとおりである。
比較対象は、ソニーのBCL対応の名機といわれるICF-2001D、
ローカル局向けに抜群の音質を誇るICF-801である。

それらと一対一で比較してわかったのは、
ICF-R351は、高感度であり、低ノイズであること。
シャツのポケットに入るようなサイズなのに
ICチップを多用する設計がうまくいったのか、
サイズの割に大きなフェライトバーアンテナの効能か、
通信機としての性能(感度、選択度、安定度等)が
優れていることを示している。
聞きやすいAMに対し、FMではさらに明瞭度が高まる。
(このラジオはPLLシンセサイザー方式である)

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音質の明瞭度は高いが、貧相な痩せた音質でもない。
おそらく人の声の基本帯域(中域)を中心に
高域、低域のレンジを見切っているのだろう。
これが聞きやすく、かつ豊かな音質の秘密ではないか。

巻き取り式のイヤホンは、ていねいに使用する限りにおいては、
巻き付けておく外部接続式に比べると
かえって断線などのトラブルに巻き込まれにくいと感じる。

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ローカル局の受信状況は申し分ない。
地域毎にあらかじめ主要放送局の周波数が
プリセットされており、
エリアを選べば
出張先でも選局が容易となる。
地元放送局も記憶可能で、
普段はそれで聴くことになる。

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ただし、周波数が不明な場合に、
マニュアルで選曲することは不便だ。
この点、周波数サーチ機能があれば良いのにと感じる。
マニュアル選曲のラジオでは、
ダイアルを回して耳やインジケーターで放送局を探す。
デジタル方式は周波数安定度が良い反面、
選曲はラジオ任せにならざるをえない。
このラジオで唯一の不便に思う箇所だ。


単四アルカリ1本で105時間


ICF-R351は、汎用性が高い単四乾電池たった1個で作動する。
購入して数ヶ月経過するが、
週に2回程度の使用頻度で
電池の消耗を示すバーグラフは満タンのままである。
(単四アルカリ電池1本でAMの場合、105時間)

非常時には、
インターネットにつながりにくくなったり、
無線LANの基地局が破壊されることなどが想定される。
情報の探索にはTwitterが有効とされているが、
数時間しか持たないスマートフォンに依存することはできない。

ただし、ラジオの放送も過信はできない。
先の震災時にはNHKもローカル局は
ほとんどローカルコンテンツ(情報)がなかったからだ。

また、徳島県の海沿いには
NHK第一さえ受信できないエリアがある。
(山間部の谷間で電波が届かないのは中波の性質上ある程度はやむをえない)

中継局の出力増強等で対応できないかどうかを研究する価値はある。
臨時のコミュニティ局の開設も選択肢のひとつだが、
人々が災害時に選局するためには、
普段からコミュニティ局として活用を行うことが望ましい。
地域活性化にも一役買う可能性があるが、
運営体制や放送ノウハウ、人材育成が課題となる。

これらの要望は県の公式の場を通じて
NHK徳島放送局、四国放送等に伝えることができた。

ICF-R351をなぜ選んだか

繰り返すが、受信性能が高いこと、
小型軽量でいつも持ち運べること、
長時間電池が持つことである。

それに加えて、
片耳イヤフォンであること(モノラル)。
両耳(ステレオ)と比べてモノラルの優位性は多い。
・電池の持ち時間が約2倍である。
・片耳は自然界の音が聞ける。避難の途中などで周囲の音を遮断することは危険である。
・コードがからまりにくく、かさばりにくい。
・受信状況が同じあれば、ノイズが少ない。

用途としては、災害時以外にも使える。
クルマで聴いていた番組をクルマから降りたあとも聴きたいときや、
小型軽量が登山に使えると感じる
放送の受信だけではなく、雷の接近が判断できる。
(ラジオにガリガリと雑音が混じり始めたら雷から50km以内。その雑音が大きく、かつ間隔が短くなるときは雷雲が接近していることがわかる。雷鳴が聞こえると10km以内なので、避難行動を取る)

デザインは、上品なシルバーの金属パネルに
ブルーのアクセントが爽快感をもたらしている。
良いデザインと思う。
なお、製品には黒のビニールケースが付属する。

巨大地震の想定に冷静に対応する

内閣府は、2012年8月29日に、
南海トラフを震源域とする巨大地震が起こった場合、
死者は最悪で32万人に達する被害想定を示した。
そのうち、7割は津波で命を失うとしている。

ただし、約7割の人が10分程度で迅速に非難できた場合、
津波の死者は8割減少するとの結果も合わせて示している。
初動における的確な判断が生存の確立を高める。
その前提が情報の入手である。

だから、出張が多いぼくは、
ビジネスバッグにICF-R351をいつも入れている。
的確な情報の入手は、自分のみならず、
家族や周囲の人の希望をもつなぐはずだから。

この記事を書いた現時点では、
送料無料を考慮するとアマゾンで購入するのがもっとも廉価である。


→ メイドインジャパンのホームラジオ ICF-801の使用感


【追記】
ICF-R351はすでに現役機種ではなくなっている。
2015年夏には、ICF-R354Mが発売されたため。

ただしデザインの変更があるぐらいで基本性能は変わっていない。
FMは当初からワイドバンド仕様であるため、
ICF-R351ワイドFM(FM補完放送)に対応している。

最新機種ICF-R354Mでは、山エリアコールが加わり、
高山帯での選局が予めプリセットされている
(山域ごとに切り替えが必要)。
しかし、高山帯では遠距離受信が可能なことから
通常のスーパーエリアコール搭載機でも
ほとんど差異はないと思われる。
ただし、ICF-R354Mでは電池の持続時間が
ICF-R3517割程度に落ちている

製品の性格から
稼働時間を重視する人はICF-R351を選びたい。
(まだアマゾン等で流通在庫もあるようだ)
基本性能の差はないのでデザインの好みや入手しやすさで選べば良い。
(もちろん旧機種を持っている人が最新機種に買い替える必要はない)

以下のリンクを比較して価格とデザインを参考に。

 → SONY FM/AM ポケッタブルラジオ R351 ICF-R351

 → SONY FM/AM PLLシンセサイザーラジオ ICF-R354M

 → ソニー SONY PLLシンセサイザーラジオ FM/AM/ワイドFM対応 片耳巻取り 名刺サイズ SRF-R356
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ニコン ニューポケットタイプルーペ N20D 植物の表情をさっと取り出して見つめる


野草の観察が好きな人は必ず持っているだろう。
それは、野外で使いやすいルーペ。

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ルーペはレンズ面に目を近づけて使用する。
専門家が植物の亜種を同定するなどの用途でなければ
経験的には2〜3倍が使い勝手(眺め心地)が良いと感じる。

ルーペは目に近づけるのが正しい使い方とされる。
ところが、植物の背丈が低い場合、
地面に這うようにしなければそのような姿勢は取りにくい。
だから、目からルーペを離すという
変則的な使い方をせざるを得ないときがある。

その場合、レンズが小さいと(倍率が高い場合が多い)
視界が狭くなって苦労する。

ルーペの倍率とは、
対象物とルーペと瞳という3者の位置関係で決まるもので
倍率2倍のルーペがいつも対象物が2倍で見えるわけではない。

一眼レフで近接撮影(マクロ)を行い、
パソコンの画面で見たときに
植物や水の表情が
小さな宇宙のような構造を持っていることに驚かされる。
部分を拡大するところから、この驚きは生まれる。

ルーペは、それを気軽にできる道具である。
日常生活でも重宝する。
ぼくは机に置いて、
小さな文字を見るときに
さっと取り出して使えるようにしている。
(例えば、電化製品やアクセサリの製造番号など)

ルーペについては、さまざまな製品を検討して
ニコンのN20Dを選んだ。
(箱にはmade in Japanと記されている)

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この製品は、2倍、3倍の2枚のレンズが付属している。
(ニコンの参考倍率での表示)
この2枚を重ね合わせると5倍として働く。
レンズの有効径はφ34.8mmあり、
視野の広さは申し分ない。
非球面レンズのため、球面収差の補正がしやすく
視野中央部の像は鮮鋭なはずである。

製品は、プラスチック製で28グラムと軽量である。
首からかけていてもまったく苦にならない。

レンズはアクリル樹脂で、
表面にハードコートを施してある。
ただし、砂埃などが付いた状態で
乾いた布で擦ることは避けたい。
汚れがひどいときは、
中性洗剤と指で軽くなでて水で洗い流し、
ティッシュでそっと水気を拭き取るのが良いと思う。
(おそらくそれほど神経質にならなくても良いとは思うが)

レンズは本体にクリック感を持って格納される。
細い紐が付属しているが、
固いうえに結び目がほどけそうな感がある。
そこで、カメラ店で探したところ、
エツミ ネックストラップ(E-1939)がしっくり来た。

ルーペの本体は、
ブラック、ミッドナイトブルー、バーガンディーと
3色の設定がある。

本体の色は迷ったが、
バーガンディーとした。
アウトドアで使うので、
明るい色が良かろうと考えたこと。
製品が小さいので、
バッグやザックの奥に入れたとき探しにくいこと。
万一、フィールドで落としても、
黒などと違って
見つけやすいことなども考慮した。

バーガンディーといってもシックな色で
本体の反射が気になることはない。
ただし、いずれの色を選んでも
艶光りする塗装なので指紋は付きやすい。
(ミッドナイトブルーも良い色だと思う)

さて、バーガンディーを選んだとして
それに合わせたのは、
オレンジのネックストラップ。
この組み合わせで、
緑の草原をかけて見るのも悪くない…
などと悦に入ってしまい、
購入してから野山へ持ち出すのが待ち遠しかった。

その最初の機会は、塩塚高原(塩塚峰)であった。
折しも、オミナエシが咲き始め、
赤と白に競演するゲンノショウコや
ヤマジノホトトギスが咲いていた。
リンドウにはまだ早いようだった。

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本来の使い方は、目をルーペに近づけるので
カメラまでの距離がある程度離れているこの写真は
本来の使い方ではない。
けれど、ウキウキとした使い手の気持ちは伝わるかも。

ルーペのような光学製品は
良いモノを選べば10〜20年は楽に持つ。
百円ショップで購入して
自分の使い方と
倍率の相性を見る方策もあり得るが
対象を眺めて楽しむのなら、
低倍率〜中倍率、軽量、広視界という
このルーペの選択は悪くない。







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エツミのネックストラップは、
50センチの長さである。
同価格帯の製品と比べて
ストリングがやや太かったのも安心感がある。
実際は耐荷重は250グラムと書かれてあるので
28グラムのルーペは
ロープの先に結んだポシェットといった感じである。

バックルにも見えない工夫がある。
競合商品は、
バックル面に知らぬうちに手を触れて
ロックが解除(すなわちブツの落下や紛失)される
怖れが感じられた。
この製品は、
意図してはずそうとしてもなかなか外れない。
その理由は、ロック面が小さく、
しかも奥まって設けているため。
オレンジの鮮やかさも野外では際だつし、
ルーペ以外にも汎用性は高いと見た。

例えば、
シルバコンパスやICレコーダー、
名刺サイズラジオなどの
ストラップにも好適だ。













2012年08月28日

メイド・イン・ジャパンの至福のラジオ〜ICF-801〜


東日本大震災以後、
大切な情報収集手段であるラジオについて前回は綴った。
その後、わが家でも避難場所、
想定される状況についての避難の方法を家族で確認した。
また、家具等をL字型金具や吸着ジェルなどで耐震性を補強した。
今回はラジオについての情報提供を。

震災など災害時に使えるラジオとは

震災以後、ラジオが入手しづらくなっている。
現時点(5月)でも状況は変わっていないが、
大手家電量販店にはダイヤルで選曲する
廉価なアナログラジオが山積みされるようになり、
供給が改善されてきた。
東北では乾電池仕様のシンプルなラジオが活躍したといわれ、
メーカーが当該機種を増産したものと思われる。

災害時に望ましいラジオについて震災体験者の意見を集約すると以下のようである。

・乾電池(入手しやすい単三、または容量の大きい単二)で長時間駆動できること。
・誰にでも使えるシンプルな操作であること。
・日本のメーカー品が受信性能、音とも良い。
・プリセットボタンで選曲するデジタルチューニング式のラジオは、同クラスのアナログラジオ(ダイアル選曲)と比べて電池の持ちが劣る。


周囲の人たちと聞くことが多ければ
スピーカーを内蔵していること
(持ち運びを考えると小型の機種が望ましいが、
本体が小さすぎると音が聞き取りにくい)。

icf801a.jpg

秋田県でつくられた「日本製」

前置きが長くなったが、今回購入したのは、
ソニーのICF-801という機種である。

害への備えを高めるために
電池(本機は単二×3本)で長時間駆動でき、
音質が良いラジオとしてこの機種に絞りこんだ。
幸いにも本製品はラジオ入手難の現時点でも
比較的容易に入手できる。
この機種は、秋田県の十和田オーディオ(株)で製造されている。
同社はソニーの高級ラジオの生産を受託している企業で、
海外にも生産拠点を持つが、この機種は日本製である。

SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-801


夜を待ちかねてのテスト結果は

仕事が終わるのを待ちかねて音出しをした。
深夜の小音量であるが、人の声が聞き取りやすい。
「ラジオ深夜便」を聴く人には良さそうである。

次にFM放送を受信する。
音質に艶があり、深々と奏でる低弦の響きには
そこに楽器があるかのような音像の実在感がある。
モノラルならではの良さだろう。

音量を上げても歪み感はなく、
音が鳴っているのに静けさを感じる。
ミニコンポでCDを再生すると
音に角が立ってざわついて感じられることがある。
本機は、デジタルの輻射ノイズを持たない
アナログ方式だからだろうか、
まろやかでありながら
明瞭度の高い澄んだ音質を響かせる。

価格(6〜7千円程度で入手できるだろう)から
高級な操作感は望めないとしても、
持ち運び用ハンドルの精緻な収納感や部品の取付精度は
さすがに日本製である。

廉価な機種では選曲ダイヤルが本体に半ば埋もれていて、
操作すると指が痛くなったり微妙な調節がしにくかったりするが、
この機種はなめらかなチューニングダイヤルと音量調節つまみを持つ。
おそらくは震災後につくられたものと思うが、
十和田オーディオの作業員は、
ひとりでも多くの人たちにいち早く製品を届けたいと
精魂込めて組み立てたのではないか。

ラジオが誘う夜の旅路

仕事が終わって床につく時間、
何年かぶりにFMを散歩する(この行為そのものが和む)。

ふと、なつかしい曲が聞こえてきてダイヤルを止めた。
「ミスターロンリー」♪
〜JALジェットストリームのテーマ曲〜
いまもやっていたのか…。
なんだか旅愁にかきたてられた。

調べてみると、番組を提供していた日本航空の経営が破たんした際、
経費削減で打ち切りが検討されたそうだが、
関係者の思い入れが強かったのだろう。
その後、イオンとの二者提供で番組は続けられている。

手探りでラジオの上端にあるダイアルライトを押す。
琥珀色の照明が灯る。
そう、まさに「ともる」と形容したい温かみのある色。

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それが時間の経過とともに少しずつ照度を落とし、
闇に吸い込まれるように消えていく(高級車のルームライトに似ている)。

そういえば、
かつて「クロスオーバーイレブン」という番組があった。
一日の終わり、活動から休息へ、
人間の時間から夜の静寂への橋渡しを演出した番組であった。
当時不夜城のコンビニはなく、
まちも人も眠りについていた時代、
ラジオが夜のお伴をしてくれた。

SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-801


メイド・イン・ジャパンの魂

このラジオで使いこなしの留意点があるとしたら、
無造作に置いては性能が発揮できないこと。
本機は長さ12センチのAM用バーアンテナを内蔵する
高感度設計となっている
音質重視のため、選択度は広めとなっており、
強力な電波の放送局に隣接する微弱な放送局の受信には向かない。
しかし災害時の使用では
ローカル局が探しやすい、
聞きやすいというメリットになる。

AM受信時には本体の向きに敏感でノイズを拾いやすい傾向があるようで、
テレビやパソコン、ファクス、エアコンなどの
デジタル機器から離して使いたい。
窓に近ければなお良し。
FMではロッドアンテナを伸ばして向きを変えると
受信状況が大きく変わる。

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ICF−801は前身機種から続くロングセラーである。
技術革新がほとんどなくなった「枯れた」ジャンルで
メーカーも力を入れていない
(数万円でも良いから高いメカの精度を味わえる操作感とつくりこみ、音質、調整可能な感度と選択度を持つ良質のラジオをつくって欲しい。買いたい人は少なくないはずである)。

とはいえ、ソニーの「日本製」ラジオとして
廉価な外国製との価格差を超える何かがある。
レトロで簡素な顔をしたラジオだが、
深夜の聴き手の気持ちに寄り添い、
至福の瞬間を演出する気配りは
メイド・イン・ジャパンの魂といえるだろう。



原点はそこにある

今回の震災で
日本人の共同体への参画意識や危機に陥っても冷静さを忘れない態度、
自然へ向かう感性(花鳥風月を愛でる)などが外国人にも理解されはじめ、
海外からの賞賛が日本人自らの存在を再確認する機会となっている。

日本製品は高度経済成長を経て
いまも世界中の人たちに愛されているが、
それを支える日本のモノづくりは
365日の地道な心がけ―当たり前のことを
当たり前にできる精神―から生まれた。

東日本大震災ではあまりにも多くの犠牲を払ったが、
そこから得られる教訓は限りなく深い。

icf801c.jpg

このラジオはアマゾンでは廉価なうえに、送料無料で購入できる(以下のリンク)。
SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-801


追記 さらに専門的な情報提供として

かつての上位機種であるICF-2001D(当時の価格で約7万円)とも比較を行った。
この機種はデュアルコンバージョン方式に同期検波回路を搭載し
海外の微弱な電波を受信する性能にかけては
ソニーでも最高と評価されている機種である(現在は生産中止)。

ICF-801がこの上位機種に優るのは音質である。
気持ちをほぐしてくれるとでも形容したいようなやわらかで
豊かでしかも自然な再生音は
ローカル局やFMを聞く際についつい手が伸びてしまう。

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選択度はICF-2001DのワイドよりもICF-801が広いようで、
混信のなかから微弱な電波を探るDX受信には向かない。
本体が十分に高感度であることと広い選択度のため、
ループアンテナ等を付加してマニアックにDX受信を行うことも
あまり意味がなさそうである。

普段は電灯線で
(ACアダプターでないのでコンセント周辺がかさばらないし断線もしにくい)、
ときどきは電池を使って、ローカルとFM中心に聞くには良い選択といえるだろう。

さらに追記
2007年になって、この多くの人に愛されたICF-801
製造中止となったようだ。
後継機となったのは、ICF-506
ただし、日本製ではなく中国製となり、
夜の楽しみでもあったゆっくりと消えていくアンバー照明がなくなるなど
コストダウンが図られている。
入手はしていないが、受信性能については中国製も大差ないと思われる。
ただ、ICF-801がソニーのアナログラジオの最後の砦のように思えて残念。


→ いつも持ち歩く名刺サイズラジオ ICF-351の使用感
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